入浴により体が温まると、皮膚の毛細血管や皮下の血管が広がり、血流が良くなります。
汗をかくことで新陳代謝も活発になり、体内の老廃物や疲労物質の除去、コリがほぐれ疲れが取れます。
また、内臓の働きを助け、自律神経をコントロールする作用もあります。腎臓の働きもよくなり、利尿作用がはたらきます。
シャワーだけで済ます人が増えていますが、シャワーは皮膚表面を温めるだけで十分な温熱効果は得られないので、体の芯からは回復することはできないのですよ。
2.静水圧効果
お風呂でも、水圧を受けます。
それが体にどういう影響があるのでしょうか?
この圧力で、足にたまった血液が押し戻され、心臓の働きを活発にし、血液の循環を促進します。
また、腹部にかかる水圧が横隔膜を押し上げて肺の容量を減少させるため、空気を補うために呼吸の回数が増え心肺機能が高まります。
プールや海に入ると浮力が働いて、体が浮きますね。
これは、湯船の底に身体が沈んでいてもきちんと働いているそうなんですよ。
自分がはじいた体積と同じ体積の水の重さだけ軽くなるという「アルキメデスの原理」によって入浴中の私たちの体重というのは実際の1/10になるそうです。
そのため体は軽くなり、ほんのわずかな力で動かせるので、普段十分動いていない筋肉がほぐれて心もリラックスしていきます。
これらは、医学的にも証明されているそうですよ。
お風呂浸からないと”損”て感じしませんか?
リラックスの他に、お肌を潤してくれる入浴剤を使うのも楽しみの一つです。