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石けんづくりには、どんな油脂が使われているの?

2017/07/04
石けんづくりには、どんな油脂が使われているの?

手づくり石けんの原料となるオイルには、オリーブの油でつくったオリーブ石けんが有名でしょうか!

石けんの性質というのは、油脂の性質に左右されます。

例えば、大豆油、菜種油、コーン油などの液状油で作った石けんは柔らかく出来上がり、パーム油、牛脂のような固形油脂は固形石けんの製造に向いていると言われます。

パームヤシの核から採ったパーム核油に苛性カリを加えて作ると液体石けん、苛性ソーダを加えて作ると硬い固形石けんになります。
固形石けんは、パーム油やパーム核油を配合して、硬さ調整、泡立ちを保つように作られています。

石けんは、油脂の脂肪酸組成によって石けんの性質が決まってきます。


オレイン酸、リノール酸とは?

油の成分は、トリグリセライドといって、グリセリンという物質に脂肪酸という物質が3つ結びついたもの。

よくサラダ油などに書いてあるオレイン酸やリノール酸というのが脂肪酸になります。

脂肪酸には、分子の構造の中にグラグラして酸化しやすい関節がいくつかある不飽和脂肪酸と、関節がなくて酸化しにくい飽和脂肪酸とあります。

オレイン酸、リノール酸、リノレン酸などは、不飽和脂肪酸。

飽和脂肪酸の代表は、パルミチン酸やステアリン酸などで、分子に関節がないからグラグラせず安定していて酸化しにくい。

 

固体の脂、液体の油

油をつくっている3つの脂肪酸のうち、2つが関節のない飽和脂肪酸だと、動物の脂の豚脂(ラード)やヘッド(牛脂)

のように常温で固体の脂。

 

3つの脂肪酸のうち2つが関節のある不飽和脂肪酸だと、常温で液体の油。

 

関節があるとグラグラと不安定で、常温で液体になる。

動物から採れるものの多くは脂肪

魚から採れるものは液体の油(オイル)の状態のものが多い

 

 

正確には、両方合わせて『油脂』と言いますけど、全部まとめて『油』と呼んだりしてます。

 

その『油脂』なんですが、温度によっても状態は変わります。

例えば、ヤシ油は熱帯地方では常温で液体だけど、日本の冬では固体になったりします。

なので、油と脂肪の区別ははっきりしたものではなくて、習慣的に呼びわけたりもしてます。

 

一般的に脂肪よりも油の方が、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸が多いため食用としては健康にいいと言われている。

魚油には、DHA、EPAなどの高度不飽和脂肪酸が多いので、アレルギー予防や記憶力増強のために良いと言われてますが、

魚油を石けんに使用した場合、酸化が早いので変色しやすかったりにおいがきつくなったりします。

 

食用として栄養学的に良いkaratoixtute,石けんにしても良いとは限りません。

目的が違えば、評価も変わります。






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