私たちの暮らしに役立つ香りのある植物
ハーブの語源は「Herba(ヘルバ)」。草という意味のラテン語です。
私たち人間は、古来より、その香りや成分を、料理や薬、芳香などに利用してきました。
現在では、草に限らず、私たちの暮らしに役立つ芳香植物を総称してハーブと呼んでいます。
その種類は3000とも5000ともいわれ、はっきりした数はわかっていません。
ハーブは花や葉、茎などを生のまま(フレッシュハーブ)、あるいは乾燥させて(ドライハーブ)利用します。
また果実や樹皮、種子、根などを乾燥させたスパイスも、ハーブに含まれます。
ハーブと精油との関係
ハーブにはさまざまな薬効があるといわれ、この力を利用した健康法は、民間療法として昔から存在しました。
香りや作用がおだやかなので、料理やお茶、化粧品、クラフト、染色などで楽しむことができます。
ハーブの花や葉に含まれる揮発性の芳香成分を抽出したものが精油(エッセンシャルオイル)です。
ハーブより有効成分が濃縮されているため、取り扱いには多少注意が必要ですが、即効性があることで人気です。
用途やそのときの気分で、ハーブと精油を上手に使い分けるとよいと思います。