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苛性ソーダの取り扱い

2015/08/21
苛性ソーダの取り扱い

今日は石けんづくり(固形石けん)には欠かせない、苛性ソーダについてです。

苛性ソーダは、油脂に反応を起こさせて石けんにするための大切な原料になります。

別名「水酸化ナトリウム(NaOH)」と呼ばれるアルカリで、白い粉末状のものが薬局で売られています。

購入の際は、必ず印鑑が必要です。
お店によっては身分証明書の提示を求められる場合もあります。

劇薬ということから、怖いイメージを持たれがちですが、正しく取り扱いすれば安全に楽しく石けんづくりができますので、以下の取り扱い注意を守って使用するようにしてください。




 


①苛性ソーダは目に入ると大変危険ですので、目を保護するためにゴーグルやメガネをして作るようにしてください。
万が一、目に入った場合はすぐに大量の水で洗って、直ちに医師に診てもらってください。


②苛性ソーダと水を合わせると、刺激臭のある蒸気が出ます。窓を開けたり、換気扇を回すなどして部屋の換気をしてください。
蒸気を吸いこまないようにマスクを着用しましょう。


③苛性ソーダは皮膚まで溶かすと言われるぐらい強いアルカリですので、肌に付いたらピリピリします。長袖の洋服やゴム手袋を着用するようにしましょう。
衣服に石けん生地が飛び散った場合に備えて、エプロンをして衣服が汚れないようにしましょう。
付いてしまったときは、大量の水で洗い流してください。


④万が一、石けん生地が飛び散った場合に備えて、作業場所は新聞紙やビニールで覆っておきましょう。使い捨てが便利です。


⑤苛性ソーダの容器の蓋を開けたままにしたり、計量したまま放置すると、溶けて粘りが出てしまいます。


⑥苛性ソーダの取り扱いに慣れるまでは、シンクの中で作業してください。
万が一こぼれても、すぐに大量の水で洗い流すことができます。


⑦苛性ソーダが入った容器はしっかり蓋をして、小さなお子さんやペットの手の届かない場所に保管してください。
口にも入れないように注意してください。


⑧苛性ソーダは水と混ざると熱が生じます。必ずお水を使ってください。
お湯又はぬるま湯は、事故の元になりますので、気をつけましょう。
苛性ソーダ水を作る容器は、耐熱性のものがいいです。


⑨作業中に使用しているゴム手袋には、苛性ソーダや石けん生地が付着している可能性があります。手袋をはめたまま皮膚や目に触れないようにしてください。



私の経験もふまえながら、書かせていただきました。
作り始める前、始めの頃は苛性ソーダに対しての恐怖心が高くなるかと思います。
恐怖心からパニックになって理性を失うことは、事故につながりやすくもなります。
正しい知識を持って、落ち着いて安全に石けんづくりを楽しんでほしいと思います。

Herb・Room leaf

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