スマホを使っていると、時間が経つのが早く感じられ、ついつい長時間のスマホ操作に没頭してしまうことがありますよね。
しかし、この習慣が原因で首や肩のこりだけでなく、頭痛に悩むことも多いのです。
なぜなら、スマホを使う際に下を向いた姿勢を長時間続けることが多いため、「ストレートネック」と呼ばれる首の骨の湾曲が失われ、血流が悪化し、首や肩周りの筋肉が凝り、頭痛が起こりやすくなるからです。
頭痛が発生すると、つい頭部を揉みほぐしたくなるかもしれませんが、これは逆効果です。
頭部の血流は良くなりますが、首や肩の筋肉はまだ凝り固まったままで、血液の流れが妨げられる可能性があるのです。
そこで、スマホ頭痛を緩和するために効果的な首肩ほぐし法をご紹介します。
まず、スマホ操作で凝りやすい筋肉は「僧帽筋」と「胸鎖乳突筋」です。これらの筋肉をほぐすことが大切です。
首のストレッチと肩の運動(僧帽筋)のほぐし
首を右回りと左回りに優しく回してみましょう。
左右それぞれ2〜3周ずつ、1周5秒くらいのゆったりとしたペースで行います。
その後、肩を上げるときは2〜3秒かけてゆっくり上げ、下げるときはスムーズに落とす感じで行います。3〜5回繰り返しましょう。
余裕があれば、両手を肩に当てて肩を円を描くように回すと、肩甲骨周りもほぐれてさらに効果的です。
胸鎖乳突筋のほぐし
肩周りのほぐしを行ったら、次に胸鎖乳突筋に注目します。
これは耳の下から鎖骨に向かって伸びる太い筋肉で、
特に耳下の部分に厚みがあります。
指を4本使って、適度な圧力で軽く前後に動かします。各側で5〜10秒程度ずつ行いましょう。
このほぐし方は血管に負担をかけず、効果的です。
忙しいときでも、首のストレッチを行ってから、頭を軽く揉んであげるだけでも大丈夫です。
スマホの誘惑に負けず、定期的な首肩ほぐしを取り入れて、健康な日常を手に入れましょう。
スマホ頭痛から解放され、快適な生活を楽しめるはずです。