石けんは世界でも最も親しまれている製法で作ります
Herb・Room leafで作れる石けんは、世界でも最も親しまれている「コールドプロセス」製法で作っています。
石けんは、オリーブオイルやシアバターなどの油脂、苛性ソーダを使って作ります。油脂類は酸、苛性ソーダはアルカリとソーパーたちは呼んでいます。
酸とアルカリ、この二つを混ぜると「けん化」と呼ばれる化学反応が起きて石けんができます。
コールドプロセス製法は、材料に必要以上の熱を与えず、けん化反応で自然に発生する熱のみでじっくりと30〜40日間の熟成期間をかけてゆっくりと良い石けんにしていきます。
余計な加熱がないので、材料のオイルや有効成分を傷める心配もありません。30〜40日間の熟成期間には、副産物としてお肌をしっとりさせてくれる保湿効果のあるグリセリンを発生してくれます。
長い期間を設けるほど、お肌にやさしい石けんとなるわけです。
材料を100%自由にコントロールできる
手づくり石けんの最もいいところは、自分で原材料を選べることです。自分のお肌に合わせた良質の植物油や天然の精油を使っています。
肌に負担のかかる合成界面活性剤、防腐剤などの添加物を一切加えずに作ることができます。
しっとりする洗い上がり
手づくり石けんがしっとりする理由は、2つあります。
1つめは、材料を混ぜ合わせたときに発生する保湿成分である天然のグリセリンです。
グリセリンは透明で粘着性のある物質で、空気中の水分を引き寄せる性質があります。化粧品の保湿剤や潤滑油としての幅広い用途があり、自然化粧品の原材料としても親しまれています。
多くの市販の石けんは「塩析」という製造過程で、このグリセリンを取り除いてしまいますが、手づくり石けんはそのままたっぷり残せます。
2つめは、石けんに含まれる過剰油脂によるものです。石けんを作るときには、油脂と苛性ソーダを使いますが、苛性ソーダの量を100%ではなく少し減らすことができます。
そのために、石けん内には油脂を残すことができます。この過剰油脂のおかげで、肌の皮脂を取り過ぎることなく、洗い上がりのお肌をしっとり守ってくれます。
グリセリンと過剰油脂があるおかげで、手づくり石けんはしっとりとお肌にやさしい石けんになるのです。
実は環境にもやさしい
手づくり石けんは、お肌ばかりでなく環境にも負担が少なくやさしいと言われています。
石けんは水に流れると、約24時間で水と炭酸ガスに分解されるのですが、川や海などの水をものすごく汚すことがないので、環境問題への関心も高まりつつある現代では、その良さがさらに見直されています。